目次
第1 計篇

1  争訟は,人生の大事である。己の生死と存亡をかけて行うものであるから,軽々しく考えてはならない。そこで,争訟に出るかどうか,5つの視点で,当方と相手方とのいずれが優れているか,よく検討するべきである。その5つとは,「 […]

続きを読む
目次
第2 作戦篇

1  およそ争訟に出るときは,依頼人から十分に話を聞いて,相手方と連絡をとってその主張にも耳を傾け,必要な証拠を取寄せ確保し,証人となりそうな関係者からも話を聞き,事案に応じて適切な法律論を考案し,相手方の財産を保全し, […]

続きを読む
目次
第3 謀攻篇

1  およそ権利の実現にあたっては,相手と争わないで財産を譲り受けるのが上策で,相手と交渉して財産を譲り受けるのはこれに劣る。相手の主張に反論しないで財産を譲り受けるのが上策で,相手方の主張に反論して財産を譲り受けるのは […]

続きを読む
目次
第4 形篇

1  昔から優秀な弁護士は,まずは依頼人から話を聞くにとどめ,事態が動いて相手方が反論できない態勢になるのを待った。依頼人から話を聞くことは当方の問題であるが,相手方が反論できない態勢になるのは相手方の状況次第である。ゆ […]

続きを読む
目次
第5 勢篇

1  複雑な事実関係でも単純な事実関係であるかのように主張できるのは,事実関係をきちんと整理しているからである。難解な争点を簡単に立証できるのは,証拠をきちんと整理しているからである。相手方から訴えられても敗訴しないのは […]

続きを読む
目次
第6 虚実篇

1  およそ先に裁判官の心証を得て,これを不当と主張する相手方の対応を待つ弁護士は楽だが,すでに裁判官が心証を得た事実に対し,これが不当と主張して,その撤回を求める弁護士は大変である。優秀な弁護士は,先に裁判官の心証が獲 […]

続きを読む
目次
第7 軍争篇

1  およそ訴訟では,弁護士が依頼人より受任し,主張を整理し,証拠を集め,訴えを提起する中で,裁判官の心証を得ることほど難しいものはない。裁判官の心証を得ることが難しいのは,難しい主張を簡単な主張のように見せかけ,有害な […]

続きを読む
目次
第8 九変篇

1  裁判では,こちらで多くの証拠を集めなければならないような主張をするべきではない。証拠十分な相手の主張に反論するべきではない。不毛な論争に長く時間をかけるべきではない。偽りの和解の提案は相手にするべきではない。正当な […]

続きを読む
目次
第9 行軍篇

1  およそ相手方と争訟するに際し,相手方を見るには,大組織を相手にする場合は証拠集めの際は隠密に行い,証拠が固い事実を要件事実とするようにし,十分な証拠を得ていない事実を主張するべきではない。大組織は,きっと十分な証拠 […]

続きを読む
目次
第10 地形篇

1  事実関係には,誰の目にも明瞭なものがあり(通じひらけたもの),立証が困難なものがあり(障害があるもの),どのようにも解釈できるものがあり(曖昧なもの),他の事実と関連しそうにないものがあり(独立したもの),立証には […]

続きを読む